「孕醫」諮詢護理師・宜婷よりシェア:
今回ご紹介するのは、オーストラリアに暮らす41歳のご夫婦の物語です。
奥さまは結婚して5年。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を抱え、これまでにオーストラリアで子宮鏡によるポリープ切除や腹腔鏡手術で卵巣の癒着を処置してきました。排卵誘発剤も試しましたが、妊娠には至りませんでした。
翌年、高雄のご実家に戻られ、体外受精(IVF)に挑戦しました。しかし、検査で子宮内膜ポリープが再び見つかり、再度の子宮鏡手術が必要となりました。二つのクリニックでIVFを行い、いずれも採卵8個、4個の胚盤胞を凍結しましたが、検査の結果はすべて異常。手術後には強い腹痛で救急搬送されることもあり、心身ともに大きな負担を抱える日々が続きました。それでも彼女は希望を捨てませんでした。
今年4月、台北の孕醫 で新たな治療を決意しました。AMH値は2.71と悪くなかったものの、子宮内膜の問題は依然残っていました。黎惠波医師は採卵と同日に子宮鏡手術 を行う方針を提案し、李易良医師が冷刀 を用いて病変を切除しました。術中、ポリープだけでなく内膜の増殖も確認されました。
この採卵で16個の卵子を得て、6個の胚盤胞を凍結しました。その全てにPGT検査を行った結果、1個は完全正常、もう1個は低モザイクという判定が得られました。これは5年間の治療の中で、初めて見えた「正常胚」でした。
その後、奥さまはいったんオーストラリアへ戻り休養。7月には再び台湾に来院し、この正常胚を移植しました。現在は妊娠10週を超え、9月末にはお腹の赤ちゃんとともにオーストラリアへ帰国し、夫と再会して出産に備えています。
長い待ち時間、繰り返される検査と手術、何度も訪れた失望と再挑戦…。彼女とご主人の粘り強い歩みが、ついに待ち望んだ「好孕」につながりました。今回の成功は、継続的な努力とご夫婦の強い想い、そして幸運が重なった結果といえるでしょう。
これからの妊娠経過がどうか順調に進み、無事に元気な赤ちゃんを抱けますように。
孕醫㊗️您好孕!