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子宮筋腫と妊娠🤰🏻

2023.12.8 妊活レッスン

孕医看護師の陳冠茹のシェア:子宮筋腫(Uterine Myoma)はよくある婦人科疾患の一つです。30歳以上の女性によく見られ、発生比率はおおよそ20%と言われています。子宮筋腫とは子宮の子宮平滑筋および周囲の結合組織の異常増殖によって形成される腫瘍で、エコー検査によって子宮筋腫の位置が特定でき、場所に応じて、粘膜下筋腫、筋肉内筋腫、漿膜下筋腫に分類できます。


1.子宮筋腫の症状
症状は筋腫のできる場所や大きさによって異なりますが、自覚症状がないことが多く、子宮内腔に浸潤すると不正出血を起こすことがあります。また、筋腫が大きくて膀胱を圧迫して頻尿になったり、腸を圧迫して便秘や痛みを引き起こしたりすることもあります。


2.子宮筋腫検査方法
エコー検査または子宮鏡検査での検査が可能です。


3.子宮筋腫治療方法
子宮筋腫の症状がない場合経過観察になります。治療には手術またはお薬での治療になります。治療方法は筋腫の位置や大きさ、数、年齢によって違います。


4.子宮筋腫と妊娠
台湾周産期医学協会によると、子宮筋腫は不妊を引き起こす原因だけでなく、骨盤付近のスペースも占領するため、子宮内膜の受容性に影響を及ぼし着床率の低下や流産の増加を引き起こします。そのため、妊娠中または分娩中に早産や前置胎盤や早期剥離、胎児の位置異常、または難産や帝王切開の可能性もあります。


妊娠を計画しており、胚の着床に影響を及ぼしている方は先に不妊専門医に相談し1人1人に合った治療を計画することをお勧めします。子宮筋腫を切除してから妊娠を計画するか、採卵手術を行い良質な胚を培養してから子宮筋腫除去手術を行い、着床しやすい環境を整えてから胚を移植します。上記の方法が妊娠成功率を高めます。


子宮筋腫の手術の目的は、症状の改善だけではなく術後に患者さんが順調に着床し妊娠に至れるかを考慮する必要があるのです🤱🏻