お知らせ


高齢で子供を授かる成功への道

2023.6.9 妊活レッスン

当センターで治療を受けている女性の方々は3分の1が40歳以上の方です。ですが妊娠率は年齢を重ねるごとに低下することは争えない事実です。治療をしに当センターへ来院する方の年齢層はますます高くなり、近年ではどの生殖医療センターでもこの挑戦は当たり前になってきています。高齢でも子供を授かるにはどうしたらよいのでしょうか?


1.早期治療:38歳以上でAMH値が1.2以下の場合、できるだけ早く専門医に相談してください。


2.成功率の高い治療法の選択:体外受精治療は40歳以上で凍結融解胚移植での妊娠率は36%、新鮮胚移植では5.3%です。(国家保健署の民国109年6月公布の人工生殖統計資料)治療の周期で新鮮胚移植を行うと、子宮内膜が排卵誘発剤の影響を受け、着床率は下がります。また凍結融解胚移植はこの問題を避けることができ良い妊娠率と生存率につながっています。


3.着床前に行う検査PGT-A:染色体検査を通して正常な胚を移植すると70%の妊娠率になります。異常の胚を移植し着床失敗を防ぐことができます。この統計から高齢の女性の凍結融解胚移植が妊娠率が高い要因です。一般的に新鮮胚移植ではPGT-A検査は行うことができません。


4.一人一人に合った治療法:医師との相談で自分に合った治療を行うことが一番良い選択です。できるだけ多く卵胞を取り、PGT-A検査を行うか決め、できるだけ早く妊娠という目標を達成させましょう。


5.卵子または胚を集める:年齢が上がるほど卵子の数は通常より多くはなく、一定数の卵子または胚を貯えておくことを考えておくべきです。


6.卵子の提供を受ける:もし卵巣機能早期不全の場合移植を繰り返しても失敗し、心身ともに疲れてしまいます。パートナーとよく相談し、医師との相談後に卵子提供という新しい道に進むこともできます。