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🤰なぜ「高齢出産」を特別に区別するの?

2025.6.7 妊活レッスン

産婦人科では「高齢産婦(advanced maternal age)」とは、妊娠時に35歳を超える女性のことを指します。

 

「なぜ35歳が区切りなの?」と疑問に思うかもしれません。

 

実はこれは迷信でも年齢差別でもなく、医学的な統計に基づいてリスクが分かれる分岐点として設定されています。

 

🔍 高齢であることをなぜ特別にマークするのか?

1. 染色体異常のリスクが上昇する
年齢を重ねると卵子の質が低下し、ダウン症など染色体異常のリスクが高まります。
例えば:

  • 25歳で妊娠:ダウン症の確率は約 1/1250
  • 35歳:1/350
  • 40歳:1/100

2. 妊娠に関する合併症のリスクが上がる
高齢の妊婦は以下のようなリスクが高くなります:

  • 妊娠糖尿病
  • 妊娠高血圧症候群(子癇前症)
  • 常位胎盤早期剥離、胎位異常など

3. 自然妊娠の確率が下がる
年齢とともに排卵の周期が不安定になり、卵子の数と質も減少するため、自然妊娠が難しくなり、体外受精(IVF)などの治療が必要になる人が増えます。

4. 流産の確率も高くなる
35歳を超えると自然流産率が明確に上昇し、その一因は染色体異常とも言われています。。

🎯 これは決して「脅し」ではなく、「注意喚起」です!

 

高齢だからといって出産できないわけではなく、「より慎重に、早めの準備が必要」というだけ。

 

現代の医学は進んでおり、高齢でも無事に出産することは可能です。ただし、より密な妊婦健診とリスク管理がカギになります。

 

あなたの願いが叶いますように㊗️✨