生殖センターで働く看護師にとって、少し気まずい瞬間は精液検査をしに来たときです。時々面白い話に遭遇することがあります。不妊症専門看護師の李敏鳳(リ・ミンフォン)さんがシェアしてくださいます。
事案1:旦那さまが先に精液検査に来院され、看護師から無菌の容器が手渡されました。採精室でのことです。採取後、量が少ないのでは?と思い申し訳ないと水を加えたそうです。顕微鏡でみてこれが発覚しました。水を加えた精液は水が加えられた酒と同じで人をだますことはできません。
事案2:ご夫婦おふたりで採精室に入ったあと、カバンから缶を取り出しました。それは昨日自宅で採取したもので、夜から冷蔵庫で保管して置き、検査に持ってきたそうです。彼らにただこう説明するしかありませんでした。夫婦同室の際の精液は、精液が産道で汚染されたり、女性の分泌物が影響してしまう可能性があるため、正確な検査ができません。採精する時はこの無菌カップに直接入れてください。冷やしたりするのはだめです。また、室温1時間以内に当センターまで持ってくる必要があります。
事案3:中にはご自宅で採精後にセンターへ届けに来院される方もいます。ある方は届けに来る際、車のダッシュボードの上に無菌カップを置いていました。その結果、カップの中の精子は熱にやられて全て死んでしまいました。またその他には採精際に、先にコンドームをし中、ベットや手に出してから無菌カップに移す方がいました。このような方法では正確な検査ができません。集める際は汚染を避けるために精液は直接無菌カップの中に入れてください。
どうして精液分析をするのか? 不妊症の夫婦の中に、40%は男性側に問題がある場合があります。生活習慣が乱れている、勃起または射精に問題があるなど少数な問題以外に、ほとんどの場合精液に問題があり不妊を引き起こしています。そのため精液検査を通して問題を確認しています。中にはまれに無精子症のかた、多くは精子の質の低下または数量が少ない場合もあります。男性不妊の原因は高齢、生活習慣の乱れ、薬物の服用、乱れた食生活または環境汚染などが考えられます。 精液分析に進む前の注意事項とは? 検査前の禁欲3から5日(7日は超えないでください)をしてください。禁欲時間が短いと精液検査の際濃度が水準に達していない可能性があり、禁欲時間が長すぎると精子の活動量が落ちている可能性があります。 検査の2から5日前は禁煙、禁酒、またカフェインの過量摂取及びホルモンなどの薬物はさけてください 。治療過程で薬を服用する必要がある際は、あらかじめ医師に伝えてください。
正しい採精の流れ 1. 当センターで採精することをお勧めしています。当センターには防音設備の整ったいて、プライベートの守られた取精室で採精が可能です。 2. 看護師から先に説明を受け、当センターで提供している無菌カップを受け取ります。 3. 採精の前に手をきれいに洗い、手を使っての取精となります。 4. 採精時は直接無菌カップの中に入れてください。コンドームやその他の容器を使用して再度無菌カップに入れるなどは不可です。 5. 当センター以外の場所で採精した場合、運送過程は無菌カップの温度は体温と同じくらいを保つ必要があります。(冬場は上着のポケットに入れるなど)
孕医生殖センターの取精室はプライベートが完全に守られており、安心してご利用いただけます。ぜひ当施設を利用して正確な検査結果を獲得しましょう。