卵子と胚凍結保存

Egg & Embryo Freezing

1)卵子凍結

✧ 卵子凍結の適応条件

  • 1.若い女性が悪性腫瘍の治療や卵巣摘出等治療による生殖細胞への影響を回避の為。
  • 2.奥様が採卵当日に、ご主人の都合で採精できず場合。
  • 3.まだ未婚の場合、健康な状態でありながら、将来に備えて卵子を凍結しておく。
  • 4.胚に道徳的な考量がある場合。
  • 5.染色体異常や遺伝疾患により卵巣機能に影響がある場合。

✧ 卵子凍結方法

  • 体外受精と同じように、排卵誘発剤で卵巣刺激周期に採卵を行い、採取した卵子をガ ラス化法(Vitrification)により、液体窒素(- 196度)中に凍結保存します。
  • 凍結による透明帯(卵子の殻)の硬化する為、将来受精の際には顕微授精(ICSI)を行う必要があります。

✧ 卵子凍結の成功率について

  • 1.凍結融解操作した卵子の生存率は80~90%程度。
  • 2.受精率は92%。
  • 3.妊娠率は卵子凍結する時の年齢や卵子数によって、個人差があります。

✧ 卵子凍結の流れ

2)胚凍結

凍結保存の場合:

  • 1.胚を移植個数は台湾生殖医学会の指針に基づき原則1回につき1個のため、複数の胚の場合、次の周期以降の移植のために凍結保存 をします。
  • 2.卵巣過剰反応症候群(OHSS)により卵巣が腫れてしまった場合に妊娠すると悪化するため、次の周期以降に移植を延期します。
  • 3.自身のスケジュールに合わせて、子宮内に胚をすぐに移植せずに、すべて凍結保存することもあります。
 

採卵周期以外の周期に理想的な子宮内膜環境を整えると、新鮮胚移植以上の高い妊娠率が得られます。

なお、台湾の人工生殖法により、胚凍結保存の期限は10年となっております。

3)精子凍結

ご主人様のご都合でスケジュールの調整が難しく、奥様の採卵日に合わせられない場合や乏精子症である場合は、事前にご来院していただき精子を凍結保存しておくことができます。
ただし、精子の状態が悪い場合には、新しく採精することをおすすめします。